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口答え

  • 2022/01/25(火) 16:53:26

母はひと様のすごいな、エライなと思ったところは熱心にほめる人でした。
まあ、それは、母の美点のひとつと言ってもいいだろうと思います。
(世の中にはひとをほめない人もいますし)

そんなことを私にも語り、私が知っている方だったり、知らない人だったりで、
共感したり、聞き流したりしていたのですが、
そんな母の誉め言葉に私は二度(憶えているだけで)口答えをしたことがあります。

一度は知らない方。
厳しく難しいお姑さんに仕えるお嫁さんのことを「よく我慢してエライわぁ」と母が言ったとき。
あまりに熱心にエライと言うのに
「エライかもしれないけど、それでお嫁さんは幸せなのかね?」と言ったのです。

母がどんな反応をしたのかはあまり記憶にないのだけれど、
これは母と私の世代間のギャップであったり、それぞれの立場ー
その時母は姑になっており、私も嫁という立場でもありました。
それで何か大きな問題を抱えていたという訳ではないけれど、
感じ方に何かしら影響はあっただろうと、今になれば思います。

そしてもう一度は遠い親戚の話。
私と同年代のその人はお医者さんで、立派な家を建てたばかり。
美人のお嫁さんは毎朝早くに家じゅうの窓を開け放ちお掃除をするのだとか。
隣家のお姑さんが「あれには関心する」という話を聞いたそうで、
「エライねえ」を連発します。(そういう時、母は他意なく無邪気でした)

そんな母に私は
「お金持ちの奥さんが早起きして掃除をするだけで、そんなに褒められて結構だこと」
と言ったのです。
今再現しても何と憎々しい話しぶり。

母は驚いて戸惑ったような顔をしていたと思います。
その頃ガラス工房の経営は厳しくて(それは今も変わりないのですが)
私は暮らしの為に、朝早めのパートに出ていました。
つまりは妬み嫉み。
心身ともに余裕がなく、かつ未熟な私がいたのでした。

それじゃあ、今は?
未だに未熟者ですし、人をうらやむ気持ちもあります。
ただ、そんな時は「うらやましい」といってみる。
うらやましいと思う自分を認識する。
それだけで気の持ちようは変わる気もしています。

母とのやり取りを思い出して、何だか長々書きました。
すみません。

koubai2201.jpg
紅梅が咲きだしました。



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