- | HOME |
アジの行く末
- 2018/05/31(木) 23:27:05
スーパーでお刺身に出来る立派なアジが、1尾150円で売っていました。
これはお買い得。
今夜はムニエルにしようと三枚おろしにしてもらいました。
アジは塩焼きが好きだけど、夫は骨付きの魚をちょっと面倒がるのです。
ところが。
レジで精算を済ませたところで、小麦粉が切れていたんだ!と気が付きます。
3日か4日に1度しか買い物に来ないので、忘れ物がないよう、メモを作って
買い物するのに、大抵ひとつか、ふたつは漏れがでるうっかり者。
でも小麦粉だけの為に、レジの行列にも1度並ぶ気にはなれず、
てんぷら粉はあったし、ナスとピーマンとてんぷらにしようと考え帰宅しました。
ところが。
てんぷらにするには、油がちょっと足りません。
結局、てんぷらの衣にくぐらせてパン粉をつけて、アジフライを作りました。
アジフライなんて、何年ぶりに作っただろう?
これが中々上出来で、サクッとした衣に肉厚のアジ。
とても美味しく頂きました。
うっかりの功名?
これだけのお話です。
すみません。
外猫とウチ猫
- 2018/05/27(日) 17:09:46
バラの季節
- 2018/05/23(水) 13:01:00
「おはよう」って言う
- 2018/05/13(日) 13:45:00
八十八夜も過ぎて新茶の季節になりました。
地元福岡にも八女(やめ)茶という、美味しいお茶の産地があります。
それで時々思い出す方がいます。
もう何年も前のこと、福岡の情報番組で、お茶の品評会で日本一に輝いた
八女のお茶農家のおじいさんを取材していました。
「どうしたら日本一のお茶が出来るんですか?」と訊ねられ、
穏やかそうなその方は、ちょっと困ったような照れたような表情で
「毎日、朝、おはようって言う」とお答えになり、
私は不意をつかれる感じで感動したのでした。
日本一のお茶を作るには、大変な技術も手間も必要でしょうのに、
そんなことは一切言わず。
例えばお母さんが朝起きてきた子に「おはよう」と声をかけながら
その子の表情や物腰に無意識ながら体調を読み取っているように。
その方は何十年も、そうやってお茶をいつくしみ、育てていらっしゃったのだろうと
想像するのです。
ただ、「愛情を込めて育てています」というお答えだったら
案外聞き流していたかもしれません。
生き方、人柄から出た自然な言葉。
「毎日、朝、おはようって言う」
忘れられない言葉です。
かこさとしさん
- 2018/05/09(水) 23:42:38
絵本作家のかこさとしさんがお亡くなりになりました。
幼い娘に読み聞かせた「だるまちゃんとてんぐちゃん」はとても好きな絵本です。
てんぐちゃんのようなうちわが欲しい、ぼうしが欲しい、
はきものが欲しい、鼻が欲しいと訴えるだるまちゃんに
お父さんだるまは沢山のうちわやぼうしやはきものを
出してくれます。
鼻は花だと勘違いして。
その、ちょっと過剰なくらいの数とバリエーションが楽しい!
巧みだとか洗練された、とかではないけれど、丁寧で楽しい絵柄と
あたたかいユーモア。
かこさんの絵本はいつまでも心に残ります。
だからこそ、長く愛されてきたのでしょう。
いつか私に孫が出来(そんな日が来るとうれしいなあ。彼女はまだ結婚もしておりませんが)
孫にも読み聞かせてやれたらなあ。
素晴らしい本をたくさん遺してくださって、ありがとうございます。
ご冥福をお祈りいたします。
自転車
- 2018/05/06(日) 00:06:35
5月
- 2018/05/02(水) 12:33:21
5月になりました。
今日、5月2日は父の命日。丸二年が経ちました。
毎日父を想います。
それはまだ、懐かしく思い出すといったものではなく、
父の不在がさみしく、つまらなく、悲しく、つらい。
その時々で濃淡はあるものの、つらさにからめとられ、苦しくて、
「大丈夫かな、わたし?」と思うことも。
それは多分、その時の私の心身の状態にもよる気がします。
いっそカウンセリングでも受けたら何か変わるのか?と考えるほどの
こともあったけれど、それもちょっと違う気がして。
この年になり、生まれて初めて知った感情。
そんな想いを抱えている人は沢山いらっしゃるだろうのに、
体験しないとわからない。
みんな、そんな想いを抱えて生きているんだ、と素朴に敬意を感じます。
先日、三回忌でのこと。
夫が挨拶した中で、父の鶏小屋のことに触れました。
それは父が自分で作った初代の鶏小屋で、二代目に引っ越してからは
次第に朽ち果て、傾いておりました。
窯の火を止めている間に夫が数日かけて片付けてくれたのです。
「ご苦労様です」と声をかけると、「中々大変です」とだけ言っていました。
その過程で、どうしてここに釘を打ったのかな? ああ、そういうことか、と
改めて父の知恵と工夫に思い当たることが何度もあったそうで、
「お義父さんはもういないけれど、こんなふうに、今でも会話することが出来るんだなと
思いました」 と。
そんなこと思ってたんだ。私はちょっと泣きました。
その後、娘と二人でいる時に、娘が「お父さんの挨拶良かったね」と言うので
「そうね」と答えると、
「普段はあんまり喋らないのに、たまに話すと結構いいこと言うよね」
とえらそーなのに笑ったことでした。
確かにそんな感受性を持っていることは、夫の人としての良さだと思ったのでした。
父が数年前に植えたさくらんぼ。今年はよく花が咲いて、赤い実を付けました。
- | HOME |