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ありがとうございました
- 2017/05/23(火) 23:12:10
福岡・岩田屋での「高橋克典ガラス展」、昨日終了いたしました。
ご来場頂いた皆様に、心からお礼申し上げます。
デパートで作品展をやらせていただくと、高橋のガラスを観るために
わざわざお出でいただくお客様の他に、
たまたまその日店にいらしたお客様とがいらっしゃいます。
その、たまたまの方の目に留まり、観ていただいて、気に入っていただき、
そのうえ購入までしていただく。
それは簡単なことではありません。
特に「気に入っていただく」と「購入」の間にはかなり高い壁があるように思います。
飲料を入れる、という用途だけでいえば、百均ショップにもグラスが並ぶ現代、
このグラスでお酒が飲みたい、お茶が飲みたいと思っていただく。
その為に一つに数千円という、安くはないお金を使っていただく。
(もちろんこんなグラスは他にはない、それだけの価値があると私は思っています)
お財布の事情だけでない、これが欲しい!と思っていただく力が必要なのだろうと
思います。
ですから、昨年たまたま観て買って下さったお客様が、今年もまた来て下さると
作家はとてもうれしそうです。
自分の腕で生きる、厳しさと喜び。
来月も作品展は続きます。
ガンバッテネ。
高橋克典作 虹彩グラス
福岡で作品展です
- 2017/05/09(火) 12:33:30
5月2日
- 2017/05/02(火) 17:49:08
今日は父の命日です。
この1年、毎日父のことを思って過ごしてきました。
まずはさみしい。そしてつまらない!
85歳まで頑張ってくれて、最期もみとったのに、
「どうしてお父さんはいないんだ」と、
いまだに父がいないことを、理不尽に感じてしまいます。
そしてたくさんの後悔があります。
晩年、一番父の傍にいたのは私で、父のために私は一生懸命やりました。
それは嘘でも何でもないのに、こんなにも悔いることが多い。
正直苦しくて、「お父さん、ごめんね」と言いながら、時折小娘のように泣いています。
父は強くておおらかな人でしたから、怒ったり、愚痴や泣き言を言ったりすることは
ありませんでした。
私はそんな父のありように甘えていたのだと思います。
母の介護をしている余裕のなさもあり、父の心を汲み切れず、いつもやさしい娘とは
いえませんでした。
つまり、それは自分の至らなさ。
自分はそんな人間だと受け入れるしかないのだと思っても、
父がくれたたくさんの愛を思うほど、やっぱり苦しくて、
「気持ちの整理がつかない」というのは、こういうことを言うのだなと、
変なところで納得しています。
父がいたら、「そんなにメソメソ、せんでよか」と言ってくれる気もします。
時々メソメソしながら、それでもちゃんと(?)、何とか暮らしていますよ、お父さん。
そして今年もクロアゲハが飛んできて、見るたび、「お父さん」と思っているのでした。
とても私的なことを長々と失礼しました。どうかお許し下さいませ。
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