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5月

  • 2016/05/18(水) 17:37:56

5月も中旬、永くご無沙汰いたしました。

私事ながら、5月2日に父が逝きました。

大好きな、自慢の父でした。
心が広く、おおらかで、知恵と工夫と行動力にあふれ、
人や地域のために骨身を惜しまず働きました。

家族を愛し、老後は母と色々な所に旅をしていました。
6年前、母が病に倒れてからは、一緒に介護をしてきた仲でした。
母の枕元で優しく会話する姿を思い出します。

特に叱られた記憶もなく、私が東京の大学に進学する時も、結婚の時も、
福岡に夫のガラス工房を開きたいと考えた時も、
「ゆきこが決めたことなら」と許して、支え、本当に応援してくれました。

そんな父の愛情と信頼に、私はどれだけ応えられただろうかと、思えば悔いも多いです。

衰えていく父を気持ちの中で受け止めきれていませんでした。
こんな筈じゃない、もう1度元気になってほしいと、気持ちも時間も使ってきたつもりですが、
それで口うるさかったり、優しさに欠けていた時もありました。

病院では投薬と点滴しか治療法はなく、回復は難しいと言われた時、
帰りたがっている家で看ようと覚悟を決めて、一緒に過ごした15日間。

母の介護で身に着けたノウハウに、訪問診療や看護の方、そして夫に支えられました。

看護の方に任せて父の側を離れていた時に、父は「ゆきこは?」と私を探したそうです。
助けてもらってばかりだったけど、少しは頼りにしてくれたのかな?

ある日は、何かしてあげる度に、「ありがとう」を繰り返して、私は胸を衝かれる思いでした。
「うん、うん」と頷くことしか出来なかったけど、私の方こそ、もっともっと
「ありがとう」の気持ちを伝えておけば良かったのです。

最期は苦しむこともなく、自然と安らかに逝きました。
立派な人生を生きたと思います。

さみしくて、悲しくて、まだ泣かない日はないけれど、それでもちゃんとご飯を食べて
眠って、やるべきことにおわれて過ごしています。大丈夫です。


とりとめもなく長くなりました。
父の話にお付き合いいただき、ありがとうございました。

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父が大事に育ててきたぶどう。
もう小さな実がついていますよ、おとうさん。








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